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藝大アートプラザ(東京・上野)で、「藝大の猫展2020」が始まりました。


この展覧会は、5〜6月にかけて行われる予定でしたが、コロナの流行の影響で延期となり、9月19日から、ついに開催の運びとなりました。


この展覧会に出品している私の作品は・・・


どん!


《猫耳UFOランプ》です。


透光性の磁器土を使用し、還元をかけて焼き上げました。

中にはLED電球が仕込んであり、スイッチでON/OFFの切り替えができます。


UFOの円盤が、ちゃんと、浮いているところがポイントです。


あかりを灯したところの写真がうまく撮れなかったので、またトライしてみます。



どどん!


《cat's eye(left)》

《cat's eye(right)》


猫の眼のかたちを見ていて、幾何学的構成のピンバッジの構想が浮かびました!


眼の中のアーモンド型の瞳孔の部分は、宝石のようなカットになっています。


眼に反射する光は、金彩で表現しました。

この光がふたつあるということは、光源がふたつあるということ。


明け方の、月と太陽かな?



どどどどどどどん!


《whitecat》


猫の顔のブローチ。眼の色が7種類あります。


眼のなかの光は、ハート形になっています。


実はこれは、ミケランジェロの「ダビデ像」を参照しています。

「ダビデ像」では、ハート形が彫り込まれて、その部分が影になり、瞳孔とそこに反射する光が表現されています。



どどん!


《pink cat (orange eyes)》

《blue cat (jade eyes)》

こちらは、カラフルに施釉したバージョンです!


以上、「藝大の猫展2020」への出品作をご紹介しました。


近々、オンラインショップにも登場しますので、お楽しみに ^._.^= ∫


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以前、こちらの記事にも登場した《ひとでスタア》がブローチになりました!




ヒトデは、海の生物でありながら星のかたちをしていることで、夜空や宇宙のイメージともつながっています。


ヒトデのことを考えていると、海の底から、空へ、宇宙へと、自分の心の中の空間が拡大していくのを感じることができます。

ダイナミックな空間のイメージを喚起するところが、気に入っています。


ところで、「星のかたち」と書きましたが、宇宙で光る星の本当のかたちは球体ですね。

その星を、☆のかたちで表すようになった背景に、ヒトデが関与しているという話を何かで読んだような気もします。

興味深いテーマなので、もうちょっと調べてみようかな。


そしてもう一つ、「ひとでスタア」の目は、プラナリアの目からイメージをもらいました。


プラナリアは、ものすごい再生能力をもっていて、もし一匹のプラナリアが身体を真っ二つに分割されたとしても、頭部には尻尾が、尻尾には頭部が再生されて、二匹のプラナリアになるというのです。


プラナリアを知ったのは、大学で布施英利先生の「美術解剖学」の講義を受けていた時でした。布施先生が「目が可愛い」と仰っていて、ちょうどその頃に《ひとでスタア》を制作していたので、プラナリアの目をもらうことにしたのでした。


また、小林聡美さん主演の映画「めがね」の中に登場する、生物の教師を演じる市川実日子さんがプラナリアのことを語った時の、「ある意味、永遠の生命」という台詞は、今でも記憶に残っています。


こうして書いていると、「めがね」の映画を、もう一度観たくなってきました。

扇風機の風を吹かせて、「めがね」をかけながら、また何か新しく作るのもいいな。


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Yuka Ceramic Worksのブローチの裏革などに刻印しているマークについて、今回はご紹介したいと思います!




このように、Yuka Ceramic Worksの作品に刻印しているマークは、

作者の私、荒殿ゆうかのイニシャル「YA」からつくりました!


すでに、気づいていただいていた方もいらっしゃるかもしれないのですが、

Yと、Aを逆さにしたかたちを組み合わせたものです。


ひとが、両手を挙げて深呼吸する姿、ヒーローポーズをとる姿、

また、インスピレーションを受け止める器、乾杯のグラス、などをイメージしています。



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